最近更新が滞っているとのご指摘を受けたので急ぎアップロードします。
一気に冬の冷え込みが厳しくなりましたね。北陸日本海側は大雪で高速で立ち往生とか今年は雪の多いシーズンになりそうですね。関東でも積雪があるのでは無いかと思うので皆さんも備えておきましょう。FALKENのAT3をチョイスした皆さんは是非空気圧を1.8くらいまで落としてタイヤのスノー性能をご体感頂ける良い機会です。無理なく事故なくご安全にお楽しみ下さい。今期のスノーシーズンは雪山に滑りに行く機会が多いと思いますのでまたレポートしたいと思います。
では本題です。外気温が一気に下がるとクルマで悪影響が出る箇所と言えば?私のイメージはエレクトリカルセクションです。今回は定番中の定番なcase of the fixをご紹介します。
クルマはガソリンさえ入れておけば走ると思っている方も少なく無いでしょう。いいえクルマはもともと電気自動車です。エンジンに火を飛ばすのはガソリンじゃありません。バッテリー電源です。その電力をエンジン動力を使って発電を行うためのシステムにこのベルトとその他部品が必要です。ちなみにエアコンやパワステ、エンジンの冷却装置もこのベルトが担っています。
こちらがオルタネーターと呼ばれる発電装置です。左が取り外した部品で右が交換する新しい部品です。主に外装は再使用して中身のブラシモーター部を新品に交換するリビルトとかリマニファクチャーと呼ばれる部品を使用することが多いです。新品と比べてもコストが安いです。
メーターパネルにバッテリー警告灯や警告表示が出た際に一番の原因としてまずは点検する部品と言っても良いでしょう。これが充電しなくなるとバッテリーに電気が充電出来なくなり完全にバッテリーの容量だけでしか走れなくなるある意味充電不可能なハイブリッドカーになるわけです。バッテリーの容量だけでしか走行出来なくなりエンジンが止まります。
オルタネーター、ベルト、プーリー、テンショナー、バッテリーとまとめてリフレッシュしました。
オルタネーター交換後は専用のテスターでオルタネーターの充電電圧を確認します。こちらは正常値ということで交換後のチェックは終了です。
色々と細かい話は割愛しますが、新車製造から7年以上が経過しているクルマや走行距離が6万mileまたは10万キロ近く走行しているクルマはこういった部品も消耗品になるので車検の際とか整備の際にチェックしておくことも大事です。電気系のトラブルはある日突然やってくるので健康診断や人間ドックの様に愛車の状態診断や故障を未然に防ぐためにも早目の部品交換を心掛けておくとよく言う「快適なカーライフ」を送る事が出来るかも?しれませんね。
信号待ちで最近ライトが暗くなるとか、エアコン入れたらエンジンが止まりそうになったとかそんな思い当たる節がある人は点検しておくと良いでしょう。
ちなみにオルタネーターが故障するとバッテリーを新品にしても前述したバッテリー容量のみでしか走れないので安心してはいけません。きちんと充電能力を診断しましょう。カーショップとかにもバッテリーにクランプするだけでバッテリー電圧と充電圧を見れるパーツが安く売っているのでクルマに積んでおくと良いかもしれません。
マイナス気温の雪が降った日の翌朝にエンジンが掛からないなんて事の無いように!年末年始はどこもお休みですから今のうちに備えておくことをお勧めします。
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