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続 DEFENDER110

日本国内でも大変希少なランドローバーディフェンダー110ピックアップのモディファイを依頼されていた件ですがようやく完成して無事に本日納車となりました。

今回リクエスト頂いたLEITNERのACSはラック本体に加工を施してベッドサイズに合わせてストレッチしました。加工や後付け感が見えない様に出来るだけスマートに装着出来る様に思案して装着を行いました。

当初のプランはACSを装着してギアポッドデュアルをD110のスモールベッドに取り付ける事でしたがストレッチ後の寸法も問題なく無事に装着することができました。加工に関してはラック強度を考慮して使用するハードウェアの選定から取付方法、特殊な切削/切断加工が必要にはなるので簡単とは言えませんが加工費を払ったとしても費用対効果的には価値のあるカスタムだと思います。D110にACSを装着することでPODやACS ROOF等のアクセサリーを装着出来るのは大きなメリットになるでしょう。

ACSは使い勝手に留まらず装着後のヴィジュアルの部分でも見た目の存在感が大きいため車体のイメージがガラリと変化します。オーナーさんも完成した車両を見て言っていましたが全体のバランスがすごく良くなったとご満悦の様子でした。

この車両について補足するとしたらディフェンダーには珍しいワイドフェンダーフレアの装着、フロント1”リフトアップ、ACSのクロスバーの高さとキャビンのレインガーターの高さのマッチングによりACSが若干ローフォルムに見えるところが上手くまとまっているのだと思います。やはり車幅と車高のバランス、タイヤとフェンダーのクリアランスは重要なファクターであるという事を再認識する事が出来ました。個人的にはフロントをあと1”リフトアップしたら更に迫力が増すかなと思いました。



もう1つのリクエストはサスペンションチューンナップです。ディフェンダーの足回りを見るのは20数年ぶりですがあらためて見てみると北米ピックアップとはまた違った構造やパーツレイアウトだったりして妄想が捗ってしまいます。


特筆すべきはこの下の写真のフロントショックのマウント(ショックタレットと呼称)が独特の形状だったのが印象深かったです。今回はFOX2.0IFPのリザーブタンク付きをチョイスしたため以前のブログに記載したようにショックタレットをFOX用に設計製作する必要がありました。元々インストールされていた社外のリフトキットを取り外す際に1Gでのサグポジション(COMP/REBOUND比)が微妙な位置だった事もあって新たに製作するタレットの高さを調整してリバウンドストローク側のダウントラベルを1.5"程度増やす設計にしました。

外したショックアブソーバについてはガスショックでありながらガスによる反発が殆ど無く割と簡単にショックを縮める事が出来てしまい下の写真の様にショックを縮めたらピストンが戻ってこないという状態でした。普段取り扱っているKINGやFOX等のショックとは明らかに異なる性質のショックアブソーバーなのかなと思いました。かと言ってガス抜けという事では無い様子で数時間放置しているとショックが伸びていたことから低圧ガスショックという事で自分を納得させることにしました。モノチューブなのかツインチューブなのかもわかりませんがおそらくフロートピストンでガスとオイルがセパレートされていない事、ガス圧が低そうである事を考えると慢性的にオイル室でキャビテーションが起きていて適正な減衰力が得られておらずショックアブソーバーとしての効果はそれなりなのかなと思いました。

今回はFOXショックへの交換を実施するので装着後のショックワークは折り紙つきと言ってもいいでしょう。D110の車格や車重を考えると普通の2.0のエマルションだとキャパシティに不安があるのでオイル油量が多くリザーブタンク内にフロートピストンのあるスピードアジャスター付きのモデルをチョイスさせていただきました。

FOXの2.0IFPシリーズはパフォーマンスショックチューンにはベストなモデルでオーバーホールやバルビングも可能なレーススペックに匹敵するパフォーマンスシリーズです。ストリートユースでは乗り心地やドライバビリティの向上が望めますし、オフロード(ダートグラベル)走行においても安全なスピードレンジであればRACING SHOCKの名に恥じないショック性能を発揮してくれます。スピードバンプでカップホルダーのコーヒーをぶちまける事も少なくなる事でしょう。

窒素ガスをメーカー指定のガス圧で充填して作業完了です。ガス圧が低くなるだけでも乗り心地が全然変わります。ガスやオイルも再充填出来るのが良いですよね。オイルが漏れてきたらショックシールの交換を兼ねてオーバーホールをお勧めします。

オーバーホールのBLOG記事→ https://www.aptco.info/topics/categories/king


今回はショックだけの交換でしたが出来る事ならコイルレングスやスプリングレートを選択してデュアルレートスプリング等をセットしてみるのも楽しいかも知れないですね。前後リジットアクスルなのでコイルオーバー化やダブルシェアとかも出来そうです。

サスペンショについてはピックアップに限らずバンタイプのディフェンダーにもFOXが装着可能なのでご興味のある方はご相談ください。ボディパネル以外はスティールなので溶接可能です。ワンオフ製作もご相談に乗りますのでお声がけください。


今回はプラン1が完了したので引き続きプラン2へ移行します。

大変レアなカスタムを施したD110PUの今後の進化にご期待ください。




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