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KING OH & MOD 分解編

  • 5月14日
  • 読了時間: 3分

KINGのコイルオーバーショックのリフレッシュをオーダー頂きましたのでオーバーホールとカスタマイズの事例をご紹介します。今回はコイルオーバーショック本体のみの持ち込みとなります。


今回のオーダーはショックのオーバーホールに併せてコイルスプリングとシリンダーのパウダーコートをご依頼頂きました。


まずはショックを分解する前に現状のスペックを確認します。

まずは左右のガス圧をチェックします。このショックは基準値150PSIとなります。ガスが抜けてしまっている様です。この場合はリザーブタンク内のフロートピストンからショックのオイル室にガスが混ざる場合とシュレーダーバルブ内のバルブコアから大気放出するかどちらかになります。これはリザーブタンクのエンドキャップを外すとガス室にオイルが流入していれば前者、流入が無ければバルブが原因という判断になります。


続いてはコイルスプリングのスペックとプリロード値を計測します。これを測っておかないと組み立ての際に車高が変わってしまうからです。ちなみにガスを規定値入れるだけでも車種にもよりますが車高が1”弱変動するケースもあります。アライメントは必ずこの正常な状態で調整する必要があります。

このセッティングは脚がよく動きそうなセッティングで実に良いですね。TotalChaosの3.5"RACE L/T用のコイルオーバーだと思うのですがプリロードマージンもバッチリでショックのストローク量とスプリング長のバランスは流石というところです。


リプレイスに必要な情報をメモしたらいよいよ分解を始めます。

まずはトップハットの分離です。これが毎回ドキドキなんですよね・・・最近はヌルッと外れてくれるショックが多いので気を抜かない様に潤滑剤は多めでビビりながら回してます。


左右とも無事にヌルッと外れてくれて気が楽になりました。ここからはいつもの手順でコイルスプリングを外してショックシリンダーを分解して行きます。かなりオイルも汚れていたのでリフレッシュには良いタイミングかと思いました。


ここで忘れてはいけないのがオイル量の計測です。そこまで細かい数値まで拘りませんが規定量の目安として計量はしておく事が大切です。


リザーブタンクの分解の際にリテーナークリップの錆が結構酷くてシリンダーと固着して外すのがかなり苦労しました。SSTを使ってキャップを引き抜くのですがなかなかシリンダーからキャップが抜けなくてパワープレイになった結果シュレーダーバルブが折れてしまいました。これはごく稀にですが発生するので常にストックをしているパーツの1つです。

ちなみにリザーブタンクの分解の際にはフロートピストン(ディバイダー)の位置も計測する必要があります。これはオイル量とも関係しているのでリプレイスの際に必ず必要になります。特にコンプアジャスター付きの場合はエアー噛みにも注意が必要です。


今回はシリンダーのパウダーコートをするので事実上全分解となります。トップキャップを外してスライダーリングも外します。


という事で今回は分解までのプロセスをご紹介しました。


KINGショックやFOXショックはインチサイズを使っているので必ずインチのHEX等を使って分解しましょう。ネジ山を舐めたら最後ですので。



という事で分解編はここまでです。


パウダーコートから戻ってきたら組立編をまたご紹介しようと思います。



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