今回のフロンティアネタはこれが最終回です。
そもそも今回の修理依頼の原因はコチラ
参考までにP1564はクルーズコントロールスイッチのエラー、P0463は日産アルアルの燃料の残量センサーのエラーです。
今回はセラミック触媒が破砕したのとランダムミスファイアで走行時のエンジン不調ということで入庫しました。
これは1つの修理事例として参考になればという事でログとして記します。
前回のイグニッションコイル、スパークプラグ、インテークマニホールドガスケットもこのP0300に関係するので点検、整備が必要になります。
今回はP0420が出ていたのでキャタリストつまり排気触媒の異常があるので点検、交換に至りました。
フロンティアはアップストリームとダウンストリームで左右の合計4つの触媒が装着されています
まずはダウンストリームを外していきます。
先にO2センサーを外すのですがかなり手強いです。こういう時はまずワイヤーブラシで錆を落としてからラスペネを吹いてしばらく放置します。
今回はわりとすんなり回ってくれて無事に外す事が出来ました。
ダウンストリームを外してアップストリームを覗いて見たら…
見える!見えるぞ排気温度センサーが…
こちらが正常な触媒です。セラミック触媒で向こう側が見えるはずないんです。
つまり触媒が破砕してダウンストリームに破片がなだれ込み片側のエンジンバンクに排気干渉が起きてしまったために加速しようとするとスムーズ吹け上がらなかったり、エンジン回転がバラついたり、全然前に進まなかったりという症状が現れます。ご覧のとおり粉々になった触媒がダウンストリームに詰まってました。この現象は自分のタイタンでも同じ症状になったこともあって日産車特有の故障なのかと思ってしまいました。
新しい触媒に交換するのですが、O2センサーやフランジボルトにはスレッドコンパウンドを塗っておくと次回の作業の際に効果を発揮すると信じて必ず塗るようにしています。
これでP0300とP0420のコードは消えました。
エンジンも無事復調してバンバン回るツインカムV6エンジンに戻りました。
同様の不具合やコードが出たら是非参考にしてみてください。
Comments