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1986 BRONCO SUSPENSION

2025yは初心に帰ってFORDのTTB( ツイントラクションビーム) のチューンナップを兼ねたモディファイからスタートとなりました。

降雪の中を新潟から自走でやってきた86yのビッグブロンコです。302CID-5.0Lモーターが搭載されている車体です。

キャンバーアングルの補正を兼ねてサスペンションをリフレッシュされたいという事でご相談を受けましてチューニングをしつつ今風にレベルアップをご提案させて頂きました。


元々リフトアップされていたものをストックに戻したところTTB特有のキャンバーアングルの問題が生じてしまってどうにか適正状態に戻したいとの事です。

現状のサスペンションはこの状態でした。ここから2”リフトを行なってエキセントリックカムでアングル補正を行います。それと同時にショックをアップグレードします。

まずはリフトアップという事でスプリングの交換とショックのアップグレードです。

今は良いスプリングがラインナップしていてこの手のクラシックにもデュアルレートスプリングの設定があって『リフトアップ=スプリングレート高め=硬い』のロジックが払拭されていました。となればショックも同等レベルの機能は必要という事でFOX2.0IFPをチョイスしました。FOXには86yBRONCO用の設定がある訳もなく、R&DによるショップカスタムのFOXショックとなります。

私がこのFOX2.0IFPシリーズを多用するのはエントリーショックという意味ではなく街乗りとチョイオフロードには抜群の乗り心地を誇るからです。特に純正ショックと比較するとFOXのショックワークが良く分かります。これはコスパが抜群に良いので街乗りメインという人にもお薦め出来るショックアブソーバーなのです。


今回の様な年式のクルマには特に有効でボヨンボヨンしたりドンドン突き上げるタイプのクルマには最適解かと思います。シリンダー長も伸びて油量も増えるのは正義です!

もちろんリアにもフロント同様のスタイルでFOXを倒立マウントで装着しました。

この状態から1"ブロックを装着するのでショックのサグポジションもちょうど良いバランスになります。

この年代のステアリング方式はY -LINKと呼ばれる方式でとにかく直進安定性に乏しく常にハンドルを左右に補正しながら走るのが当たり前という感じなのですが、そこをチューンすべくステアリングスタビライザーをワンオフでマウント製作して装着しました。これでかなり直進安定性が増すのでピットマンスタイルにはお薦めです。

外見はレトロクラシックな見た目ながらサスペンションは最新のFOXがしれっとインストールされているのもアリだと思います。時代に合わせてRanchoやProcompとかも良いのかもしれませんがAPTCO的にはFOXやKINGをチョイスしたくなりますね。費用対効果も高いですし、見た目もカッコイイです。


まだ続く・・・



オールドスクールのオーナーさんにも是非お薦めしたいと思います。



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