今回は実際にオーバーランドスタイルにクルマを仕上げていくためのベーシックからご説明していきます。あくまでAPTCOの推奨するBASICですからこれが正解と言う訳ではありません。個人的な考えですが必要以上のグッズやパーツの装着は日本では特に「嘘くさい」「フェイク」っぽく見えてしまうのでドレスアップなカスタムは好みません。必要最低限でしかも実際に使用感があるほうがよりリアリティがあってカッコよく見えるものなのです。要はメッキを貼ると剥がれちゃうよって事ですね。身の丈にあったカスタムほどオーナーと相まってカッコよく見えるものなのです。ウチはそこがBASICの基礎概念なのでご理解頂いた上でご拝読頂ければと思います。
まずはベース車選びからですね。特にコレはダメとかというのはありませんがナウな感じですとやはりToyotaのタコマや4ランナー、FJやタンドラが人気の様ですね。オーバランド系のアクセサリーを開発しているブランドのデモカーはこの手のが多い様に見受けられます。もちろんJEEPラングラーも含まれますがここ最近目につくのはタコマと4ランナーのカスタムでしょう。
ざっと写真でご紹介しましたが、正直言ってこのロケーションは羨ましい限り。日本国内でも似たようなシチュエーションでオーバーランド気分を味わう楽しみもあるのではないでしょうか。ちょうどキャンプブームですしね。アウトドア志向の人が増えたのは個人的には喜ばしい事です。お気に入りのクルマで休日にキャンプを兼ねてドライブするなんて実に微笑ましい光景です。
話は戻しますが、ベース車輌の選択で何故タコマや4ランナーにFJやJEEPが多いのか?その答えはオーバーランドアクセサリーのラインナップが多いからです。自分の知り得る限りですと元々はJEEPとFJがデザートやトレイルをクルーズするのが盛んでプレランナー系とは一線を画した新しいカテゴリーとして既にアメリカ現地では人気が出てきていたオフロードカルチャーの1ジャンルでした。その当時は未だオーバーランドという名も定着しておらず漠然としていたのですがここ数年でオフロードカテゴリーの1つとして知名度が上がりオーバランドEXPOなるイベントもスタートするようになりました。現にオフロードEXPOでもこのスタイルのクルマがメーカーブースにショウアップされるようになりました。
CAMBURGやSMP等、プレランナーだけでなくワイドレンジでオフロードを見ているマニュファクチャーやファブリケーションショップも少なく無くてカッコイイパーツをチョイスしたクルマというのは老若男女が見てもやはりカッコいいクルマに仕上がっている訳でクルマを作る上でのセンスというのが結構大事なんだなと改めて思う訳です。
話は最初に戻りますが、パーツはゴテゴテとそれっぽいモノを付ければいいというのではなくて実際の用途にマッチしたモノを厳選してスマートに仕上げくらいがちょうどいい塩梅なのかなと個人的には思う次第です。
最後にざっとまとめるならば、APTCO的には日本の国土や環境、プレイグラウンドを加味した上でオーバーランドに推奨するベース車はタコマ、FJ、4ランナー、タンドラかな。
JEEPももちろんアリなのですがディーラー車のカスタムアップは色々と不都合がね・・・
ウチは基本的にアメリカのクルマが前提でお話をしているので予めご了承下さいね。別にドメスティックはNGだと言う訳ではないのでお気軽にご相談ください。
次回はいよいよパーツ関係について触れていきたいと思います。