LONGTRAVEL SUSPENSION #02
- APTCO HQ
- 7 日前
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今回からパーツのインストール編になります。
以前装着していたパーツは全部外して下の写真の状態からスタートです。

DIRTKINGのLTはリミットストラップのマウントをフレームに溶接する必要があるのと、FOXのリザーブタンクマウントを以前のマウントを加工して新たにフレームに溶接する作業が必要になります。リミットストラップとは?ロングトラベルと呼称する様にロングアーム化とロングストロークのコイルオーバーが装着される事でストローク量が増大します。脚が伸びすぎてしまうとUCAのユニボールの角度やブレーキセンサーのライン、ブレーキライン、タイロッドエンドのボールジョイントの角度等に影響が出てしまいます。4WDの場合はCVアクスルの角度にも影響するため伸び側(リバウンド)のストロークを制御する必要がありそのためにストラップをLCAとフレームに取り付けたものをリミットストラップと言います。矢印の部分がそれです。

このクレビスマウントをフレームのちょうど良い位置に溶接して長さを調整する事ができます。一度LCAとコイルオーバーを仮付けしてから溶接位置を決めてMAG溶接で取り付けます。

コイルオーバーを仮付けしたついでにリザーブタンクマウントの位置も決めて溶接してしまいます。付属のマウントで取り付けるのが昔から好きでは無いのでこういう所は他と差を付けたいですね。せっかくのPRERUNNERなんですから教科書どおりよりは個性出していかないとね!というのがAPTCOのポリシーです。

溶接加工が終わったところでいよいよアームの取付に入ります。LCAは仮付けしてあるのでUCAとスピンドル、ブレーキ関連を装着していきます。アーム類で気をつけなければいけないのは下の写真のユニボールに装着するミスアライメントスペーサーですが必ずユニボールに奥までハメてからボルトナットを締結する様にしましょう。きちんと視認しながら取り付けないと後で大変な事になるので注意が必要です。

アームを取り付けたら次はスピンドルを装着します。これは順番的にはLCAから先に取り付けてあげると良いでしょう。こちらは取り外したTCのリフトアップスピンドルになります。これはDKのキットにポン付け出来ず小加工を施して取付を行いました。

スピンドルが純正の場合はブレーキラインを交換する必要があります。今回はミッドトラベル化されていたため延長ブレーキラインに交換済みだったので問題なくローターキャリパーを装着できましが、純正スピンドルの場合はABSセンサーのラインの長さがパツンパツンになるのでブレーキラインを延長したものに交換する必要があります。ABSセンサーのラインの取り回しも変更する必要があるので注意しましょう。
後はタイロッドの延長スリーブを取り付けます。これでLTサスペンションになりました。

今回はLT取付が完了するまででした。
次回は車高調整=プリロード調整についてご説明します。