<PRELOAD COLLAR>
APTCO的にはちょっと拘りたいSUSPENSION PARTSのご紹介です。
こちらの商品はプリロードカラーと言ってコイルオーバーショックの全長は変えずにスプリングに負荷(プリロード)をかけて車高を上げる(車高を下げずに維持する)リフトアップの方式になります。

皆さんが良くご存知の下の写真の様なコイルオーバースペーサーというショック本体の長さを伸ばしてリフトアップする方式とは異なります。

WestcottのPRELOAD COLLARは前後セットになっていてフロントは純正のコイルオーバーショックを車体から取り外したらコイルスプリングをショックボディから分離してスプリングシートを外してWestcottのパーツに交換してコイルオーバーを組み立てます。リアはスプリングのアッパーマウントにスペーサーを挟んでコイルを組み付けるタイプになっています。フロントは2”リフト、リアが1”リフトするキットになっています。

Westcottではありませんが別途LC250専用のリフトアップコイルについてのアナウンスが近日できると思います。フロント2.5~3"リフト、リア1.5"リフトのデュアルレートコイルのセットになります。詳細をお楽しみに。
更にWestcottのPRELOAD COLLARと併用可能なオリジナルのスペーサーリングを設計製作したのでもう少しだけフロントをリフトしたい人はこちらを追加して頂ければと思います。

リフトアップ作業前と施工後の乗った感じの違いはリフトアップ後の方がプリロードがかかっている影響で純正時のフワフワ感が減りました。かといって硬くて跳ねるような感じでもなくショックシリンダーの大径化に伴うオイルボリュームやピストンの作用のせいか個人的には好印象です。急なハンドル操作でのロール挙動は前後コイルスプリングの特性として分かるのですがリバウンドスピードが遅いのか姿勢変化が起きてもゆっくり粘ってくれる印象です。もしかしたら今流行りのディグレッシブセッティングなのかもしれません。トレッドも広がったし12.5"幅のタイヤのせいもあるのかプラドの2”リフトの時よりも接地感というかCOG(重心の中心位置)が低い位置をキープしている感じがしました。トヨタのホイールアーティキュレーションの片鱗を垣間見たのかもしれません。是非とも機会があればSNOW,SAND,MAD,DIRTの路面を走ってみたいのとSDMのON/OFFを使ってみたいと思いました。
ホイールはMETHODの17x8.5J +35にBFG AT 35x12.5R17のセットアップです。
BEAD GRIPなのでエアーを落としてもビード落ちをしないので安心です。

ここからは余談になりますが、
もしバジェットリフト(簡易で安価)を検討されていて積載重量が増えるオーバーランドスタイルにして2.5"リフトくらいを希望するのであればコイルスプリング交換によるリフトアップを推奨します。こちらは近日ご案内出来るかと思いますのでお待ちください。

逆に3"リフトくらい上げたいというのであれば高額にはなりますがTOTAL CHAOSのKINGショックパッケージをお勧めします。

上を見たらキリがないですがLC250はすごく良く出来たクルマだと思うので是非末長く乗って頂いて理想のクルマにカスタムして自分好みに仕上げる楽しみを感じて頂けたらと思います。
お気軽にご相談ください。