国土交通省とF150
- APTCO HQ

- 10月10日
- 読了時間: 3分
更新日:10月13日
既にSNSやNET MEWSでご存知の方もいるかとは思いますが
国土交通省の交通局に作業車にFORDのF150を導入する話が具体的になっているという事です。世間一般はサイズがデカいとかランクルにしろとかトランプに媚びるな的な意見が散見されますが、日本国内にフルサイズのピックアップトラックが無い事と運送用のライトトラックとの走破性を比較すると私個人としてはF150ピックアップトラックの有用性は十分あると考えます。

ハイラックスで良いじゃん!と思うかもしれませんがワークユースとしてはハイラックスの荷台はF150のSUPERCREWキャブと比較してもベッドサイズが小さ過ぎます。
ライトトラックで良いじゃん!という場合はまずディーゼルエンジンの問題と走破性能の違いが問題になります。そもそも地方整備局とは道路関係や橋梁等の維持管理、防災や災害対応に使用されると思うのでライトトラックのサスペンションでは山間部のオフロードや災害時の液状化した道路なんて走れたものではありません。
カリフォルニアの山火事に向かう消防や警察、国定公園のパークレンジャーがピックアップトラックを採用しているのはそういう事です。APTCOでも消防向けのハイラックスやトライトンの架装に携わっていますが現場対応において機材を運ぶにはSUVよりもピックアップトラックの方が間違いなく有用です。それこそ消防の機材車こそカーゴスペースが大きくて頑丈なF150はニーズとしてはベストマッチです。
修理や整備は?という声も聞かれますがウチみたいな小さいお店でも修理維持出来るのでWT(ワークトラック)グレードの余計なセンサーやシステムのついていないBASICな車両であれば全然問題ないと思います。エコブーストは避けてV5-5.0L COYOTEモーターに10speed-ATの10R80トランスミッションであればそうそう壊れないしトルクもあるし燃費もトヨタ車より悪くないのでお勧めです。おそらく4X4を選ぶだろうからリアアクスルは3.73の電動ロック付きを選んで欲しいです。じゃないと山間部も災害時もまともに走れません。
4X4を導入するならショックもFOXの2.0IFPとアッパーアームを採用してくれないかな。東北大震災の時に浦安の液状化で道路が隆起して一般車が立ち往生している脇を何の躊躇もなく走破して帰ったF150(KINGミッドトラベル仕様)の走破性を考えると間違いなく災害時にF150は役に立つので国土交通省の担当の方、是非コンタクトをお待ちしてます。災害や未舗装路でのF150の有用性を実体験している数少ない被災者の1人なので災害対策における装備や知識をアドバイスするオブザーバーとしてご協力させて頂きたいです。

これは導入にあたって現実的ではないかもしれませんがREGULAR CAB とかも使い勝手良いと思います。人員を輸送するのか積載量を重視するかにもよりますがベッドサイズも3種類から選べるし何故かエンジンはV8-5.0Lしか選択できないし4x4だとリアアクスルも3.73しか選べないからベストマッチなんでしょうね。
XLグレードはFORDの中ではワークユースグレードなのですが2025年ともなるとワークトラックの内装もかなり豪華になりました。パワーウィンドウ付いてるしセンターコンソールのディスプレイの大きさとか1995yから2011yまでずっとFORDトラックを乗り継いできた者からしたらめちゃくちゃ豪華なインテリアに進化しています。

賛否両論で色々言いたいことも分かりますが日本には無いコンセプトの車なのでこういうのでも良いんじゃ無いでしょうか。***タンドラにはワーク設定無いんだしね。ハイブリッドV6よりV8コヨーテでしょう。シルバラードも良いけどAFMの進化版のDFMの調子はどうなんでしょうね。2018以降のシルバラード乗った事ないから分かりません。
本当にF150が導入されるかは分かりませんが個人的にはちょっと楽しみな話です。
***タンドラはSRグレードがWTに該当するそうなので訂正致します。







