ROOF RACK
- APTCO HQ
- 5月9日
- 読了時間: 3分
BTOのTRIDENTブランドでルーフラックをHILUXに装着させて頂きました。
車体の屋根形状に合わせたローマウントのルーフラックは見た目も良くてカッコいいのですが気軽に取り外しが出来なかったりルーフに穴を開ける必要や定期的な雨漏り防止のメンテナンスが必要になるので面倒だという方も少なくないはず。
一方でユニバーサルタイプのラックはベースキャリアの上にカーゴラックを載せる感じでやたらと背高になるしボリュームがあり過ぎて横から見た時のフォルムがイマイチです。そんなコダワリを妥協出来ないという方にはコストを抑えつつ材質や見た目にこだわったバジェットなラックをコンセプトにオリジナルラックを製作してみました。

今回はRTT(ルーフトップテント)搭載なのでテントとルーフの隙間に収まる様にサイドプレートをリデザインしています。
従来のモデルは下の様なデザインや

車体の長さやオーナーさんのリクエストに応じてサイドプレートのデザインも変更が可能です。

クロスバーはアルミのEXTR材、サイドプレートもアルミ板をウォーターカットしてウィンドディフレクターはバジェットな薄いステンレス板を曲げ加工して軽量ながら強度を出しています。ハードウェアはステンレスキャップにナイロンロックとアルミ製のボンデッドワッシャーを採用して防錆対策と耐候耐久性を考慮しています。

うちのラックの特徴としてラックのクロスバー幅が1300mmあるので長尺アクセサリーやラゲッジボックスが横積み出来るようにしています。つまりBajaDesignsのOnX6+の50インチがラックにマウント出来てしまうという事です。果たして30万円のLEDバーを誰が買うのか?という疑問はこの際スルーしておきます。

そこそこ軽量かつ剛性もあり耐候性、防錆性に長けつつデタッチャブルでコスパと見た目もそんなに悪くなければアリではないかなと思います。
レールシステムを採用しているので適合するスロットナットさえあれば色々なブランドのアクセサリーも取付が可能になります。
参考事例ですが、TRIDENTラックに共通するライノラックやROAMの270度オーニング用のHDブラケットを設計製作しました。海外製のアクセサリーでレール規格はインチとメトリックで寸法差が生じるために全てが使用可能という訳ではありません。こういったパーツは自社のラックシステムにフィットするようにワンオフで製作致しますのでお気軽にご相談ください。ステンレス材でスロットイン構造にしてTIG溶接しますので手間も掛かる分強度は抜群です。

人と同じ物よりもオリジナリティを好む方にはワンオフパーツはお勧めです。こういうクルマを所有しているからこそさらっと自分の個性やセンスを出していきたいものですね。

長々とお待たせをしてしまってすみませんでした。