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三菱トライトン

三菱ディーラーにてトライトンGSRの実車を見てきました。

ハイラックス同様にタイ生産の並行輸入という事です。サイズ感はハイラックスやタコマと同サイズのミドルサイズピックアップのカテゴリーです。GSRだとフェンダーフレアやエクステリアデザインにより全長536cmに全幅193cmで日本国内では大きめの車格を有する部類のクルマになります。


エンジンは2.4直列4気筒ディーゼルターボに6速ATで最大出力204ps/470Nmとパワー的には申し分ないスペックです。


APTCO的にポイントが高いのはトライトンはトーイング(牽引)についても考えているようでTSA(トレーラースタビリティアシスト)という姿勢制御装置が付いていました。それなのにヒッチメンバーはオプションというところが・・・。

参考までに純正ヒッチのトーイング能力は最大3.5トン(この場合は牽引免許必要)のキャパシティがあるそうです。ハイラックスが確か最大3トンだったはず?なのでボディ剛性やパワートレーンについても申し分なさそうです。ハイラックスもそうでしたがアメリカ車の様にトーイングモードは設定が無い様です。個人的にはTSAあるならヒッチメンバーとトーイングモードも標準装備であれば良かったのになと思いました。


その他の三菱の4WDシステムやテーレーンモードシステムについては三菱のオフィシャルサイトでご確認ください。


インテリアに関しては価格に見合ったデザインと言うべきでしょうか、GSRだとオフロード走って汚れた手や服で車内を汚すのが忍びないと思うくらい高級感溢れるインテリアの質感でした。ドライバーポジションからのボタン操作もし易く大型化している部分がトライトンのセールスポイントでもあるそうです。ドライビンググローブを着けたままでも操作しやすい設計になっているのだとか。アジアンXCラリーのベース車としての配慮なのでしょう。

最近のセンターコンソールはこの様な大型モニターが標準装備されています。昔のように社外のナビゲーションやオーディオを後付けする時代ではなくなってしまいましたね。


シャーシやサスペンションについては実車を触っていないので視覚情報でしか話しが出来ませんが特殊な装置等はサスペンションには見た限りでは装着されていない様でした。

ランドクルーザーみたいな電気式のバルブ制御による減衰調整機構とか付いていたらサスペンションのカスタムが出来なくなって楽しみが削がれてしまうのでスタティックで良かったです。フロントのサスペンション方式はスタンダードなダブルウィッシュボーンのコイルオーバーショックにリアはリーフスプリング式のリジットアクスルタイプでした。ピックアップトラックのベーシックとも言える構造です。

自分は三菱トライトンにはあまり詳しくは無いのであくまで妄想の話ですがナックルとアッパーアームの形状が前モデルと比較するとリデザインされているのでは無いかと思いました。ネット等で前モデルのサスペンションと比較するとナックルのネックが延長されており、アッパーアームのピボットマウントが上方へオフセットされている事が分かります。前モデルはシボレーのシルバラードと同様のショートナックルタイプでしたが現モデルのトライトンは実車を見る限りサスペンションジオメトリーを見直しショックのトラベル量を増加させたのでは?と想像してしまいました。もちろん確証は無いですし実際にショック長を計測してみないと何とも言えないのですがもしそうだとしたら自由長(トラベル量)は増えているかと思われます。

三菱と言えば個人的にはオフロードに真摯に向き合うメーカーというイメージが強いので今回のトライトンはオフロード走行に重きを置いた開発コンセプトだったのかなと勝手に妄想してしまいました。実際に細かいデータが手元にあるわけでは無いのであくまで想像の範疇です。シャーシのCGを見てもフロントのコイルオーバーを装着するコイルバケットのデザインがトヨタ車と比較してもかなり堅牢な作りになっていてFORDばりにゴツい印象で間違いなくハイラックスよりも剛性は高そうに見受けられます。


そんなオフロードコンセプトのトライトンですから是非APTCOらしいチューンナッププランを考えて他のトライトンとは差をつけたいと思うのが本音です。トライトンの実車をリサーチする事が出来ればFOXの2.0IFPショックをベースにトライトン用のセットアップをリリースするのも可能かと思います。


EIBACHにFOXのセットアップをチョイスしたいというオーナーさんがいましたら是非モニターとしてサスペンションを分解させていただいてFOXセットアップの先駆者になってくれませんか?


また、アッパーアームについては現在は検討中です。



価格帯を見てみるとピックアップトラックとしては少し高額なイメージのトライトンですが

ハイラックスのライバル車種としてどんな風に仕上げるかを模索しています。


トライトンオーナーさんのカスタム相談をお待ちしております。



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