3rd Gen Tacoma
- APTCO HQ

- 10月25日
- 読了時間: 5分
3rd Tacomaのモディファイがひと段落したのでご紹介したいと思います。
3rd Gen Tacoma Prerunner 4WD

入庫時は下の写真の様にレベリングリフトでフロントが2.5"、リアが 1.5"のリフトアップに265/75R16のタイヤサイズでした。


まずはサスペンションのアップグレードから実施しました。

フロントは下の写真の様に入庫時はコイルオーバースペーサーでのバジェットリフトだったものをファインチューニングすべくFOXの2.0IFPとDIRTKINGのBJ-UCAに換装しました。このパーツに交換する事でリバウンドストローク量が1”増加します。車高は無段階調整のプリロードリングにて任意の車高に調整が可能です(但し上限は3”まで)。純正BILSTEINと違ってFOXショックの減衰性能とEIBACHコイルスプリングのセッティングが絶妙で乗り心地と軽いオフロード走行にも対応するバランスの良いセッティングのコイルオーバーショックです。加えてDKのアッパーアームによりバジェットリフトで生じる純正のアッパーアームのボールジョイントのアングルリミットを補正してリバウンドストロークを増加させる事でしなやかなショックワークを実現しています。
リアについては純正リーフに1.5"ブロックでフロントの車高に合わせて車高を上げてあるためこちらもショック長が足りていない状態でした。それを補正すべくフロント同様にFOXのIFPショックへ換装して尻上がりから平行になる様1.5"ブロックをデリートしました。
それに付随してサイドステップ、マッドフラップもデリートしました。
エクステリアのカスタムについては
まず電装系からグリルマーカーLEDの取り付けです。日本でも最近見かけるようになりましたがブームの火付け役となったのはこの年式のTACOMAと4RUNNERなので北米っぽくドレスアップしなければSHOPとしては示しが付かないので起源となるレイアウトを忠実に再現して市販のポン付け仕様レイアウトではなく取付位置や個数にもこだわってみました。まぁマニアック過ぎて気付く人は殆どいないでしょうが・・・。


フロントエンドの社外バンパーも加工してLEDガードバンパーへモディファイしました。
野暮ったいAチューブをカットして少々ゴテゴテさせたデザインのLEDガードチューブ付きのハウジングをボルトオンでマウントしました。オフロード走行も楽しめる仕様にしたいというオーナー様のリクエストにお答えしてBAJADESIGNSのXL-SPORTにトロフィートラックのデタッチャブルライトマウントをオマージュしてワンオフで製作しました。


車検等の問題もあるのでボルト4つで脱着が出来る様になっています。ちなみにこのハウジングは配線を延長ケーブル化すればキャンプやレジャーで投光器としても使える自立式のモジュールラックになっています。明るいは正義ですね。

以前はLEDバーが主流でしたが今はポッドスタイルが人気です。確かにポッドみたいに独立している方がビーム方向を任意で調整出来て暗闇を走る時には広範囲をカバー出来て便利です。ルックスもデザイン性が際立つから良いと思います。
続いては3rd Brake Lightつまりはルーフバックランプです。若干仕様変更はしたものの出来映えはなかなかのモノになりました。

同じトラックでもHILUXやTRITONにはルーフにバックランプが付いておらず、アメリカのピックアップトラックにはストップランプとカーゴランプが一体化したものがルーフに付いているのがスタンダードです。今回はこれもイマドキのPRERUNNERやTTのリアライトシステムをオーマージュしてワンオフ製作しました。これはBLOGでも何度かご紹介しているヤツです。https://www.aptco.info/post/続-3rd-brake-light
コレでルーストの多い日も安全です。

LIGHTINGが増えるとコントロールやワイヤリングが大変になるのが常ですがここで役に立つのがスイッチングデバイスです。このTACOMAには皆さんよくご存知のAUXBEAMのスイッチングコントローラーを採用しました。今回はオーナー様のリクエストで取付位置の指定をされたので純正のスイッチを移設したりと少々手間がかかりましたが割とスマートに装着できました。

次はカスタムオーダーで製作した新型モデルのトノカバーを装着しました。このトノカバーはオリジナルブランドで販売しているTRIDENTの2025モデルのトノカバーでWスロットレールが採用されたショルダーガイドの新型モデルとなります。今回このTACOMAをベースに製作をしてもらいました。ハイラックスとトライトンも今期よりこのモデルが採用されます。https://www.aptco.info/post/dura-roll-tonneau-cover

他にはインテリアに関してはモジュラーマウントをワンオフ製作しました。

モバイルや無線機等を視界及び手の届くエリアにマウントするための便利なアクセサリーです。RAMマウントを装着出来るように設計しています。

最後に一番の要であるホイールとタイヤのアップグレードです。
ホイールはRACELINE RYNO STREET 17x9J
タイヤはFALKEN AT3W 285/70R17
というセットアップです。


サイドステップやマッドフラップはもちろんデリケートです。フロント2"リア0"でこのバランスならアリでしょう。


見た目の派手さは無いカスタムですがスマートで玄人好みのパーツチョイスが刺さるタコマになりました。
第一段階は終了したので次回はステップアップして第二段階に移行しますのでお楽しみに。
















