LR D110 / MODS
- 12 時間前
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今から遡る事3年前の2023年の7月からスタートしたD110P/Uオーバーランドプロジェクト(自称)でしたが3年を費やしてエクステリア関連のモディファイが概ね完成となりました。
APTCOではLAND ROVERのオーナーさん自体が珍しく、車種もクラシックのDIFENDER110のピックアップという激レア車だった事もあり、LRの専門的な知識も無かったため最初にオーナー様からメールを頂いた時は丁重にオファーを断ろうかと思っていました。
LEITNER ACSを取り付け出来ないだろうか?というニーズに対して通常であれば車種専用パーツが無いから取付は不可というのが当たり前なのでしょうが、D110にACSが付いたらカッコよくなりそうだなという妄想だけでスタートしたプロジェクトでした。
D110P/Uのベッドは特殊なサイズという事もあってもしもACSがダメならワンオフでラックを設計すれば良いかなと考えていたのですが、Leitner ACSのギアポッドというサイド収納の利便性がどうしても諦められずACSを加工してでも装着してみようというチャレンジに踏み切る事になりました。

前述の様にD110 P/U用のLEITNER ACSはラインナップされていないため既存のACSを加工してD110用に取り付けるしか手段が無く、ACSのサイドバーをストレッチ、マウントを加工してD110のベッドに取付が出来るよう加工を行いました。

幸いな事にギアポッドデュアルがすっぽり収まるスペースが確保出来たためサイドバーをストレッチしてショルダーにマウントが出来るように加工して取付を行いました。下の写真でも分かるように結構スマートな感じで取付が出来ました。

まさにイメージ通りにACSが装着出来た事でここから更なる妄想が飛躍し始めます。
続いてはACSの上にルーフラックを搭載したいというリクエストをいただきました。D110P/Uの荷台全長が短いためイメージとしてはルーフラックがベッドからキャビンへオーバーハングする形で全長が長めのラックにしてLEITNERのGEAR POD ROOFを搭載出来るようにして欲しいというご要望でした。当然ラックもD110用が無い事と、汎用ラックだとルーフとラックの隙間が開いてしまうのが嫌だという事でローマウントのルーフラックを専用設計することになりました。

課題となったのはLeitener ACSのクロスバーの高さとキャビンのルーフの高さが異なるためラックを水平にマウントする作業に苦労しました。専用のハイトスペーサーを設計して下の様にギアポッドルーフを装着しました。更にご自宅のガレージの開口部の高さも制限があったために何度もモックを作ったり図面を手直しする必要がありました。

無事にレギュレーションをクリアしたルーフラックが完成してギアポッドルーフも装着して完成したと思っていたのも束の間、今度はAPTCOの本懐でもあるサスペンションの話で盛り上がってしまいして…サスペンションのアップグレードをする事になりました。
実はこれにはバックストーリーがありまして、私が20代後半の頃にアメリカのサファリガードというブランドの特集記事を雑誌で読む機会がありまして、ディフェンダー90のV8がトレイルキッカーでジャンプしている写真が掲載されていました。未だにその写真が鮮明に記憶に残っていた事もあってこのD110P/Uは是非KINGかFOXを入れて最新のUSオフロードスタイルのオーバランダーに作り上げたいという衝動に駆られてしまったという訳です。もちろんオーナー様にもご快諾を頂いた上での話です。
D110のサスペンションは前後ソリッドアクスルでフロントは少々特殊な形状のショックマウントが付いていました。筒形状のマウントをショックタレットと呼称するそうです。

当初はKINGのオーダーショックという選択肢もあったのですがそこまで過酷なオフロードは走らないという事でしたので、とりあえずはFOXの2.0IFPにしよういう事になりました。とは言ってもホースリモートリザーバー付きのFOXなので十分高性能ショックの部類です。純正のショックタレットだとリザーブタンク付きが取り付けられない為、専用のショックマウントを設計して取付を行いました。

リアショックはステムトップマウントでフロント同様にFOX 2.0IFPのピギーバックスタイルを装着しました。

本当はコイルスプリングも交換してEIBACHのEROを装着したかったのですがマッチングするサイズのDIA(外径)が無かったため既存のコイルをそのまま採用しています。
続いては、何度かキャンプをしている内にベッドドロワーがあったらいいなと思ったそうでドロワーを装着出来ないかとの相談を受けました。特殊なベッド形状故に既製品は取付出来なためワンオフ設計で製作する事になりました。荷台はトノカバー無しのオープンデッキなのでウェザープルーフとデュラビリティを重視して欲しいという事でフレームやハードウェアは全てSUSを採用しました。レールは3段階に伸縮する耐荷重の大きなレールを採用してスライドテーブルを製作しました。

ドロワー装着に伴いベッドスペースの使い勝手が向上した事でACSとルーフラックの隙間ににバスケットを追加したり、ウェザープルーフ強化という事でルーフラックにボード張ってみました。

次にサイドオーニングを取り付けたいとのことでROAMのARC270をマウントしました。サイズが2m超えで重量があるためHDマウントを専用設計して取付を実施しました。

ARC270は展開してみるとかなりの面積をカバーするのでサイドウォールを付けたら雨も凌げてかなり便利そうですね。これならオーニングの下にテントも設置出来るからRTTが無くても全然困らないですね。

そう思っていたのも束の間で遂にRTT(ルーフトップテント)を取り付けたいというオファーがありました。
ただし今回は自宅ガレージの高さ制限もあるためルーフラック自体のレイアウトを大幅に変更する事になりました。既存のルーフラックをストレッチしてキャビン前方までリロケーションしてLEITNER ACSのクロスバーにRTTを搭載するというリニューアルプランになります。

オーナー様が探してくれたスモールサイズのリトラクタブルRTTを装着しました。横から見た時に全体のバランスを崩さない様にリアのオーバーハングのバランスを考えて取付を行いました。

ルーフラック変更に伴ってROAMのARC270も取付位置を車体前方にリロケートしました。
これがまたドアの開閉スレスレになる様にマウントを作り替えました。

ウィンドウディフレクターも新たに作り直して風切音を抑止するデザインにリニューアルしてあります。当然LEDがその内に埋め込まれるであろう事を想定したデザインになっています。これだけ屋根が高いのでクリアランスマーカーとかを付けるのはアリかもしれません。

という事で今回RTTが搭載された事によりプロジェクトの根幹たるオーバーランド用のパーツが概ね揃った状態になりました。来年にはD110で北海道周遊の旅に出るというプランもあるそうなので個人的にはもう少し細かい所も詰めていきたいところではあります。
例えばこんな感じとかどうでしょう。ディッチライトは無しにしてもフロントエンド周りはこもくらい攻めても良いのでは無いかなと思います。北海道を走るなら鹿と羆に衝突しない様に遠距離まで明るく照らす必要があるかと思います。

という事で次回はLED系プロジェクトがスタートするかもしれませんね・・・



