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TACOMA / PRERUNNER

10年以上前に北米トヨタディーラーから並行輸入をしてプレランナースタイルにカスタムした車両です。4年前にオーバーランドスタイルを経て今回はまた新たに進化したプレランナーとしてリファインしました。

サスペンションのリフレッシュという事でKINGのショックサービスとアームのブッシング交換を実施しました。フロントはCAMBURGのUCAとリフトスピンドルでMID TRAVEL仕様になっています。今回はUCAのベアリングとボールジョイントの交換を兼ねてLCAを丸ごとを交換、KINGショックのオーバーホールとファインチューニングを行いました。

このタコマに装着されているのはKINGのOEM2.5"コイルオーバー/ホースリモートです。OEMショックは5インチトラベルなのですがチートを使ってテンダーとプライマリーのデュアルレート仕様にしてありました。ほぼノーメンテナンスだったのもあって残存ガスも50PSIしか入っていない有様でした。

いつものように分解清掃とOH作業を実施して今回はせっかくなのでシムスタックもチューンしてみました。街乗りとオフロードのバランスを考慮するのは勿論ですがややオフロード走行を重視したセッティングにしてみました。下の写真がOEMショックの一般的なデフォルトのバルブスタックなのですがこのシムを調整してスピードを変化させます。

ご興味のある方はサブスクでもっと深い話を読んでみて下さい。

KINGショックの初期入力が硬いと感じる方はシムスタックやスプリングレートを変えてあげれば解決すると思います。ただしスタビライザーの介入がある以上はOEMショックの域を出ないと思って下さい。ただしKDSSやSDMの様なフレキシブルなスタビライジングは除外します。OEMのKINGは4WD車がベースになっている事もあって本来のKINGのショックワークを発揮出来るようチューニングするのがプロショップの腕の見せ所という訳です。

リアショックもOH作業とシムスタックもリバウンド側を少し手を加えてみました。高速走行時のギャップでは空荷特有のポンポン跳ねる感は抑制された様に感じました。後はオフロードを走ってみてどう効果が出るのか楽しみです。

上の写真は右側が交換したショックオイル、左側が新油です。せっかくのKINGショックなので5年に1回くらいはメンテナンスしてあげましょう。

外観のヤレ感はともかくとしてOHする事でショック性能は新品と同等に復活するのでメンテナンスさえしておけばKINGショックも恩恵を受け続けられます。


車高は以前より1.5"程下げて前上がり気味を補正して前後のバランスを調整しました。乗った印象はコイルレートのせいもあって以前より足はしなやかに動く印象です。プリロードを少なくした分リバウンドストロークを確保出来たのでキックバックが無くなってバンバン系の反発は無くなりました。加えて低速時の初期入力がシム調整の効果なのかやんわりした感じになったので街乗りでも決して硬いというイメージではなくなりました。高速コーナーではロール傾向がやや出ますがボトムアウトすること無く最後ら辺でグッと粘ってくれるのでスタビライザー無しでも十分だと思います。



サスペンション以外ではAuxbeamの新モデルのスイッチングやLEDの追加取付を行いました。PRERUNNERと言えばLED PODをフロントエンドにずらっと配置するのが醍醐味ですよね。一昔前はLEDバーが主流でしたがイマドキはPODが主流です。今回チョイスしたのは

BAJA DESIGNS XL-SPORTSです。センターはスポットビーム、その他はドライビングのビームパターンです。これは確固たる目的の為にチョイスした物なので実際に走れば納得出来るかと思います。SPORTSグレードは安くてワット数も低いモデルなのですが時速50mile程度のレンジなら光源としては十分過ぎるくらい明るいのでお勧めです。当然の事ですが対向車のいる公道での使用はNGです。

その他にも最近は定番化してきたロックライトやCHASEライトなるものを装着しました。

これらのコントロールはAuxbeamで一括管理出来るためとても使い勝手がよろしいです。

新モデルのスイッチングコントローラーはこの位置が意外と操作がしやすくて慣れればブラインドタッチで使えるようになるという事で今回はここにマウントしました。

即興で作ったTバースタイルのシフトレバーなんていかがでしょうか。ちょうど手首が乗せられるし握りやすくて意外と使い勝手良かったですよ。ご興味ある方はお作りいたします。


という感じでリファインを遂げたTacomaは三重県でお見かけすることがあるかもしれません。こんな写真ではなく是非実車をご覧になって頂けると嬉しいですね。



このTacomaもこれで完成では無くて「ロングトラベルインストール」編でまたご紹介出来るかと思いますので続報をお楽しみに。









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