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US日産Fix note

US日産TITANの修理事例の備忘録です。

モデルイヤー2007年式NISSAN TITAN V8-5.6L のバッテリーターミナルとフュージブルリンクの交換についてのテックノートです。


今回はイグニッションオンからセルスタートの際に偶発的に始動不良が起きていたのですがその頻度が多くなったためバッテリー周りを調べていたところ不具合箇所を見つけて交換に至るというプロローグです。


流石に2007年となれば今から16年前ですから経年劣化や消耗摩耗は当たり前です。マイレージはまだ6万マイルという低走行なのですが走る時はダートだったりトーイングだったりとコンディション的にはヘビーな使い方なのでやはり何かと負荷はかかるわけで・・・


今回はターミナル端子が破断していてセルスターターを回す大容量の電流が流れるショックでバチっとなっていたのでしょうか、ポジティブターミナルにはフュージブルリンクも付いているので毎回バチっとなる度に嫌な電気の流れがあったかと思うと微妙に溶解してたら嫌なのでこれを機に丸ごと交換することにしました。


こちらがフュージブルリンクの新旧です。

バッテリーは1年半前に交換したばかりなので今回は無しです。端子の汚れやカッパーラスト(緑青)を清掃除去して端子を一皮剥いてやります。

ポジティブとネガティブのターミナルを綺麗にするだけでセルの回りが良くなったりスロットルオン時のクリップが良くなるのは本当の話です。プラグの火も電気ですからガソリン入れてりゃ走ると思っている人は認識をあらためましょう。


特に最近のクルマはセンサーやらCan-Busやらで複雑化かつセンシティブなので安易に触るのはリスクを伴います。専門知識のあるテクニシャンに相談することをお勧めしておきます。


今回は作業自体は簡単なモノですが意外と交換しない部品だけに実は不具合の原因だったという実例です。車検では細かく見ない部分も沢山あるので毎年スケジュールを立てて少しずつパーツをリフレッシュしていくことをお勧めします。





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